2016年3月3日
先日のブログにて告知させて頂いた勉強会に関して、
開催当日のレポート記事を掲載致します。
(更新が遅れてしまい申し訳ございません)
2月20日に行われた第20回福岡県糟屋筑豊地区勉強会では、
福岡県の医療機関を中心に50名以上の病院職員が集まり、
2つのテーマに関する講演、並びにグループワークが行われました。
弊社担当者が行った「今からでも間に合う病院指標」というテーマの講演では、
病院情報の公開が平成29年度から診療報酬に反映される可能性が高いことを取り上げ、
これらの取り組みが患者の受療動向を変えるきっかけになるかもしれないことをお伝えしました。
実際に、他国の先進事例としてご紹介させて頂いたアメリカでは、
各医療機関の診療実績や患者からの口コミを元にした病院比較サイトがいくつかあり、
それらが予約システムと連動するなどして患者の受療動向に影響を与えています。
日本でも当サイトのような診療実績比較サイトや、
病院口コミ検索サイト「caloo」 など複数のサイトが運営されていますが、
これらのサイトは病院指標の公開を機に更に注目度が増すのではないかと思います。
その後に行われた「患者に関わるデータ分析について」というテーマの講演では、
済生会下関総合病院の事務長である中村敦氏が演者となり、
データ分析が不慣れな方でもこれから始めようという意欲の湧くようなお話をされていました。
学会発表等では先進的な研究内容を取り上げることの多い中村氏ですが、
今回はボトムアップを目的とした勉強会の趣旨にご賛同下さり、
分析初心者を含む多くの参加者に満足いただける講演となりました。
中村氏の分かりやすい説明を分かりにくく伝えてしまうのが怖いので、
当日の具体的な内容に関しては掲載しませんが、
「とにかくはじめてみることが重要」というまとめに心動かされた方は多かったのではないでしょうか。
講演後に行われたグループワークでは積極的な意見交換が行われ、
20回目を迎えてもなお初参加者が増え続ける当勉強会の良さを改めて実感しました。
次回の糟屋筑豊地区勉強会は4月23日に開催予定とのことです。
興味・関心を抱いた方は糟屋筑豊地区勉強会のHPをご覧下さい。